送信時も他の受信機は動作しておりますので、送信した信号は複数の受信機に導かれます。
あまり大きな電力が受信機に入る事のないように、送受信用アンテナのみ、少し高い位置に設置する事をお勧めします。

送/受信用アンテナは、高い位置に取り付けたいものです。以下は一般的な5/8λ2段GPの指向性を表した図です。

PTN1

 

この図から解かるように、ビームは大地と平行に強く輻射されます。アンテナを上下に多少ずらす事により、互いの影響を少なくする事ができます。この図では上に約30度の角度方向にはヌル点がありますのでこの範囲に送信用アンテナを設置すれば、より影響が少ないはずです。ブルーの図で示した範囲は送信アンテナを設置すれば、10dB以下の減衰を得られる範囲です。430MHz帯の2段GPは約1m程度の長さがありますので、間隔1m程度で設置したい場合は、高さを50cm程度変えて設置すればいい事になります。もちろん高さをもっと離せばよりよくなるとは思いますが、サイドローブをうまく避けて設置が効果的と思われます。

10dB程度メインローブから外れていれば、送受のアンテナで20dBの減衰が得られます。